プラットフォームの違い
まず第一に、iPhoneアプリとAndroidアプリでは、公開、販売するプラットフォームが異なります。
プラットフォームとは、アプリを機能させるための土台となる環境のことを指し、iOSは「iOS Developer Program」、Androidは「Google Play Developer」というプラットフォームがあります。
どちらのプラットフォームも登録は有料です。
マーケットシェア(市場占有率)・ターゲット層
世界的な規模で見た場合、iOSは1~2割、Androidは9割近くと、Androidが圧倒的なシェア数を占めています。
しかし日本におけるiPhoneとAndroidのシェア率は半々です。
以前の調査では、iPhoneのOSであるiOSが7割を占めている状況でしたが、現在はGoogle社のOSであるAndroidのスマートフォンのシェア率が増加している傾向にあります。
また、タブレットだけを見るとAndroidのシェアがわずかに多い状況です。
このシェア率の違いには、iOSを使用する方は裕福な方が多く、一般層はandroidが多いという背景があると言われています。
アプリの課金でも同じことが当てはまるようで、iOSユーザの大半がアプリを多く使用しているようです。
そういった背景を鑑みると、アプリ開発を行なう際にiOSを優先して作ることが多いのは、アプリの利益があがりやすいからと考えられます。
またAndroidのスマートフォンはiPhoneシリーズと比べて比較的安価で手に入ることから、一般的には、Androidユーザはブランドに対してロイヤリティが低い傾向が見られると言われています。
プログラミング言語
アプリを開発するうえで最も重要であるプログラミング言語。
Androidアプリ開発の言語としては、JavaとC++が主に使用されますが、2017年にはオフィシャル言語として「Kotlin」という言語が追加されました。
iOSアプリの開発言語としては主にobjective-Cが使用されていますが、iOSアプリ制作が飛躍的に容易になる「Swift」という言語が2014年にオフィシャル言語として追加されています。
開発ツール
以前のAndroidアプリの開発ツールといえば「Eclipse」でした。
しかし、Google社がAndroid Studioをリリースしてから「Eclipse」のサポートは終了したため、現在使用可能な開発ツールは「Android Studio」となっています。
一方、iOSアプリでは「XCode」という開発ツールを利用して開発を行います。
開発コスト
iOSは「iOS Developer Program」、Androidは「Google Play Developer」という異なるプラットフォーム。
いずれも登録料金を支払わねば利用できません。
iOSでは年間$100 (約10,604円:2018年3月現在) が毎年かかり、Androidの「Google Play Developer」では初期の登録時のみ$25(日本円で2500円〜3000円程度)支払う必要があります。
iOSは毎年に支払いが発生し、Androidでは、初期に一度料金を支払うだけであるため、Androidのほうがお得に感じますが、Androidアプリは、審査が比較的簡単なゆえ同内容のアプリが多数存在し、
自作のアプリが埋もれてしまい目立たせることが困難というデメリットがあります。
一方でiOSは毎年登録料を支払わなければならないというデメリットはあるものの、利用者からアプリに目をとめてもらえる確率が高まります。
いずれも開発をはじめるにあたってはコストは無料であり、それは最大のメリットといえるでしょう。
アプリの審査
よく耳にされるかもしれませんが、iPhoneアプリの審査にはAndroidアプリより時間がかかります。 審査が専門家によって行われるためです。 自動化された審査システムがテストを行うAndroidアプリは審査完了までがスピーディであるため、複数のバージョンの審査依頼をリクエストすることも可能です。 マネタイズが目的のひとつとしてあるアプリ開発の場合は、アプリの審査期間の長さも比較ポイントとして考慮する必要があるでしょう。
課金収益
AppAnnieの2016年第二四半期レポートを元にしたこの記事
によると、一番重要な収益性はiPhoneアプリがAndroidアプリの2倍に達しています。
それぞれのアプリのダウンロード数において、AndroidアプリはiPhoneアプリの2倍に達していることに対し、収益性はiPhoneアプリのほうがAndroidアプリよりも2倍<近く高い数字となっています。
iPhoneアプリはAndroidアプリのダウンロード数の半分しかないのに、収益性は2倍に達するという数字から、上記の記事では、1ダウンロードごとのiOSアプリの収益性はAndroidの4倍あるとしています。
iOSで10万円収益をあげるのに10万ダウンロード必要なアプリの場合、Androidで10万収益をあげるには40万ダウンロード必要な計算となると言えるようです。
広告収益
一方で、iOSとandroidの広告収益にはほとんど差がないようです。
「Opera Mediaworks」の2015年の調査によると広告収益は、iOSでは45.44%、Androidでは45.77%であったそうです。
課金収益では、iOSが上回っていますが、広告収益ではAndroidが上回っています。
また、プラットフォームに応じた留意点があります。
iOSユーザはアプリ内広告を不快に思う傾向が強くあるようですが、Androidユーザーは広告を避けるだけに留まり、不快感を感じるユーザは少ないようです。
マネタイズが目的にあるアプリ開発の場合は、こういった点を考慮する必要があります。
さらには、iOSユーザは有料のアプリを好まない傾向があるので、無料版と有料版の両方を提供することもマーケティングの有効な手段のひとつであるかもしれません。
デザイン性
Apple社のデザイン原則は明確でわかりやすく、多くのユーザと開発者に好まれ熱狂的なファンもいますが、Google社も同じようにシンプルかつわかりやすいデザインを推奨するガイドラインを設けています。 iPhoneアプリ開発、Androidアプリ開発のいずれにおいても、開発者やデザイナーはガイドラインを遵守する必要があります。
東京東部エリア(中央区、墨田区、台東区、江東区、江戸川区)で、体験レッスンを無料で試せるプログラミング教室をお探しなら、 RPC - Ryeland Programming Community(ライランド プログラミング コミュニティ)にお任せ下さい。
2020年、小学校でのプログラミング必修化を数年後に控えたいま、子供の将来を見据えた教育を与えたいと考えているママに満足いただけるカリキュラムをご提供しています。 レッスンは、未経験の方でも簡単に取り組んでいただけるScratch(スクラッチ)というツールを使用いたします。 Scratch(スクラッチ)を使用することで、スマホアプリ制作初心者の方でも楽しく取り組んでいただけます。 また、ママの将来的にママのキャリアへとつなげるためのアドバンスコースでは、webデザイン(html・css)を学習いただくことができます。
無料体験もご用意しておりますので、東京東部エリアでプログラミングスクールをお探しの方は、この機会にご検討下さい。