まずは、スマホアプリ開発に必要な環境やツールを揃える

スマホアプリを開発するには、iPhoneアプリの場合はMacのOS（iOS）、Androidアプリの場合は、Windows・Mac・LinuxのいずれかのOSが必要です。 つまり iPhoneかAndroid携帯が手元にあれば、アプリ制作は可能 となるのです。 加えてiPadやiPod touchなどのタブレット端末向けのアプリ開発を行うなら、これらの実機を用意します。
加えて、iPhoneアプリならX-Code、AndroidアプリならEclipseという開発環境ツールを用意します。

ターゲットユーザーを決める

いくらスマホアプリを作ってもユーザーに使ってもらわなければ意味がありません。 自分が考えるユーザに使ってもらうためには、しっかりと マーケティング を行いましょう。
制作するアプリに対応する性別、年齢、職業、使用環境、使用目的などターゲットの ユーザー像を明確に し、またこの際に、有料アプリとしての販売や、広告収入、アプリ内課金などの収入を考えるのであれば、 価格帯についてもイメージ しておきましょう。

iPhoneアプリの開発

iPhoneアプリの開発 を進めるためには次の2点が必要となります。

• Mac
• Xcode

実際にApp Storeにリリースしたいと思っている方は、 Appleデベロッパプログラムへの登録 も必要となります。

実際にiPhoneアプリ制作をする際は、「企画→設計→開発」といった手順を踏むことが一般的です。 例えば、スケジュール管理のためのアプリを制作する場合「スケジュールを登録する画面」が少なくとも必要です。
①スケジュールを入力する
②入力したスケジュールを登録する
この①と②の作業を連動させるためにコードを書く必要があります。
スケジュール管理アプリの場合は、上記以外にもスケジュールの一覧画面や、スケジュールの削除機能、またアラーム機能など充実を考えたらキリがないほどの機能が想定されます。

自分にとって必要な機能が完成したら 自分のiPhoneでテスト してみましょう。 実際にiPhone上で動作するかの確認をしておくことはとても重要です。

iPhoneアプリの開発と動作検証が完了したらAppStoreにリリースしましょう。AppStoreに公開するためには、 iTunesConnect , DeveloperCenter で設定をし申請を行います。 ちなみにリリースさせるためには Appleデベロッパプログラムがへの登録 が必要となります。

Androidアプリの開発

Androidアプリの開発 を進めるためには次の3点が必要になります。

• パソコン(Mac/Windows/Linuxのいずれか)
• Android Studio
• Java

Android StudioではなくEclipseという環境でアプリ開発することも可能ですが、Android Studioを使用する開発者が多いようです。 もしも開発ツールを使用せずにプログラミング言語だけで・・といった場合は、Javaというプログラミング言語を理解する必要があります。

実際にAndroidアプリ制作をする際は、iPhoneアプリと同様に「企画→設計→開発」といった手順を踏むことが一般的です。
実機で動作テストすることも同じですが、 リリース先が異なります。

Androidアプリをリリースする際は、 Google Play で公開することが一般的です。 アプリを公開するためには、 Google Play デベロッパーコンソールと公開用ツール を利用してリリースします。 また、それらを使用するために Googleアカウントのデベロッパー登録 が必要です。 Androidアプリの場合は、iPhoneアプリがApp Storeのみでリリースしているのとは異なり、Google Play以外にも Amazonアプリストア、 楽天アプリ市場 などのアプリストアが存在しています。

アプリ開発の専用ツールを使う

自分でプログラミングをしなくてもスマホアプリを開発できてしまうツールもあります。 「アプリを開発してみたかったけどハードルが高い」と思っていた方にはぴったりですが、やはりツールとしての限界があるため、全てが自分の思い描いたアプリにならないかもしれませんが、アイデアが形になる喜びは感じられるはずです。 スマホアプリの開発をしたことがないという人 こそ試してみてください。

どうせならプログラミング体験もしてみたい

専用ツールほど制限がなく、またプログラミング言語を書かずともプログラミングの基礎を習得しながらアプリ制作を行える Scratch（スクラッチ） というツールがあります。
Scratch（スクラッチ）とは、アメリカのマサチューセッツ工科大学（MIT）メディアラボのライフロング・キンダーガーテンというグループが作った、小学生でも簡単にプログラミングができるソフトウェアのことです。 ChromeやInternet Explorerなどの ブラウザからで自由に使うことができ 、自分だけのオリジナルゲームやアニメーションを作ることができます。 また、作った作品は公開することもでき、他の人が作ったゲームを見たり、遊んだりすることもできます。
このScratch（スクラッチ）で制作したゲームやアニメーションは、 Cordova などのツールを使用すればアプリ化することができます。

プログラミング言語が扱えない場合でも、書籍やインターネット上にある読み物などを参考にして制作することは可能です。 しかし、どうせチャレンジするのならば、 プログラミング教室 に通ってアプリ制作の方法や、プログラミング思考いついて学ぶことをおすすめいたします。 将来的にはママの就職や、キャリアチェンジ、キャリアアップへとつながるでしょう。